工事の豆知識
住宅の地盤改良工事(表層改良)新潟県上越市内
住宅の地盤改良工事
こちらの土地に住宅が新築で建ちます。
近年、住宅建設時には地盤補強工事を行う事が多くなりました。
今回の場合は、比較的良い強度の地盤だったので「表層改良」で補強工事を行います。
まず最初に、表土を取り除きます。
所定の高さまで表土を取り除いたら、次は表層改良する区画を明示します。
表層改良は、石灰粉と土を混合して地盤自体を固める作業ですので、固化材である石灰粉が均一になる様に、区分けを行い適正量を混合する必要がある為です。
区分けを行って、番号を振ります。
しっかり、高さ、離れ計測も行います。
こちらが「固化材 石灰粉」です。
この様にフレコンパック(1t)に入って納入されます。
それでは、一区画ごと掘削し、石灰粉を混ぜ、撹拌する作業です。
しっかり撹拌して、転圧したら1層目の高さ確認を行います。
ちなみに、深さもあるので一度に全て撹拌するのではなく、数回(数層)に分けて混合、転圧をしながら所定の高さまで仕上げていきます。
こちらの紫色は「石灰」に反応しているフェノールフェタレン溶液です。
ちゃんと石灰が混ざっているのかを確認するために、区画ごとに確認していくのです。
「掘削~石灰撹拌~埋戻し~転圧~整形~確認」
という作業を繰り返します。
撹拌用に使っているこの重機ですが、バケツの部分がアミアミになっていますよね。
これは通称「スケルトンバケツ」と言いまして、この様な混合作業に使ったり、土の中から廃材を取り出したりなどの作業で重宝するアタッチメントです。
当然、整形作業には人力が欠かせません。
転圧は「1トンローラー」
しっかり締まりますよ!
石灰を使った空袋確認です。
全て改良作業が終わったら、高さ調整作業です。
この上に、住宅の基礎が設置されるのでデコボコでは施工が上手く行きません。
したがって、全敷地内をプラスマイナス2cm前後の平坦に均していきます。
この作業が大変なんですが、一番大切な作業でもあります。
地盤改良作業完了
綺麗に、上手く行きました!
この後、どの様な家が建つのか楽しみですね!