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駐車場舗装の種類って何があるの?

駐車場の舗装を考えているけど、どんな種類があってなにがおすすめか迷ってしまっている方もいるのではないでしょうか。

駐車場は車が乗るために、重みに耐えられるものでないといけません。

また、雨水が溜まって水たまりができないように排水のことも考える必要があります。

駐車場は面積もあるために舗装の費用に対しても、気になりますよね。

駐車場舗装には、よく使われる土間コンクリートやアスファルトの他にもさまざまな種類があり、それぞれに特徴を持っています。

舗装の種類をしっかりと把握してから施工をして、快適でこれで良かったと将来的にも満足できる駐車場にしたいものです。

今回は駐車場舗装の種類や、どんなメリットとデメリットがあるのかを見ていきましょう。

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駐車場の舗装種類

駐車場の舗装にはどういった種類があるのか、それぞれの排水性や耐久性などの機能と費用をまず把握しておきましょう。

駐車場によく使われる5種類の舗装方法と機能性を持った舗装を見ていきます。

アスファルト舗装

広い駐車場によく使われている舗装の種類がアスファルト舗装です。

高温のアスファルトを搬入するために一般住宅の駐車場には不向きな面がありますが、費用を抑えられる特徴があります。

一般的なアスファルト塗装

石油を精製して採ることができるアスファルトに、砂などの骨材などを混ぜたアスファルト合材を使用して舗装します。

たわみ性があり、車の荷重にしなやかに対応できる特徴があります。

アスファルト合材は、工場から150度以上の高温で出荷され、駐車場に高温のまま敷き詰めて転圧していきます。

舗装した後、50度程度になれば車が通れるようになるので、施工から比較的早い時間で使用できるようになります。

駐車場で一般的に使用されるアスファルト舗装は、舗装面に勾配をつけて雨水を側溝に流していきます。

透水性舗装

水はけのいいアスファルト舗装の種類には、排水性舗装と透水性舗装があります。

このうち駐車場で利用されるのが透水性舗装です。

透水性舗装は雨水を透過させるための多孔質なアスファルトを使用して、地中に流し込む機能を持つ舗装です。

駐車場に降った雨をそのまま、地中に流すことができるので水たまりの心配もいりません。

透水性舗装は雨水をしみ込ませる自然環境に近い形なので、環境の改善にも役立ちます。

また、一般的なアスファルト舗装よりも蓄熱性が小さいために、夏場での表面温度が低くなる特徴もあります。

コンクリート舗装

駐車場舗装で住宅などによく使われているのがコンクリート舗装です。

簡単なお手入れやシンプルな見た目の良さに特徴があります。

土間コンクリート舗装

砂や砕石を加熱したコンクリートに混ぜた、コンクリート合材を敷いて均したのが土間コンクリート舗装です。

駐車場の表面を平らにするコテ仕上げや、滑りにくくする粗面仕上げなどの種類があります。

頑丈で耐久性がありますが、柔軟性がなくひび割れやすいという特徴を持っています。

駐車場にコンクリートを敷く際には、一定の距離に目地を入れたりワイヤーメッシュをコンクリート合材の中に入れることで、ひび割れに対応できるようにします。

コンクリートは表面が白く明るい色なので、夜間での視認性の良さがあり敷地に明るい雰囲気をもたせることができます。

雨水や洗車をした際の水はけを良くするために、舗装面は勾配をつけて水たまりができないように施工します。

アスファルトよりも表面温度が高くならないため、夏場でも熱くなりにくいという特徴もあります。

デザインコンクリート

駐車場にデザイン性を持たせたい場合に利用されるのが、デザインコンクリートです。

見た目をレンガや天然石などにしたもので、スタンプコンクリートやスプレーコンクリートと呼ばれています。

コンクリートを敷いて均した後に型を押してデザインを施し、色をつけていきます。

また、色を練り込んだコンクリートや型押しの後に塗装するタイプがあります。

そして、コンクリート舗装されているものにステンシルなどでデザインパターンを塗装することもできます。

住宅や外構に合わせたデザインで駐車場作りをする際に効果的です。

半たわみ舗装

大きな車にも対応できる種類が半たわみ舗装です。

多孔質なアスファルト合材にセメントミルクを浸透させたもので、たわみ性と頑丈さを備えています。

アスファルトとコンクリートの良さを持っているので、耐久性に優れながら柔軟でわだち掘れなども発生しにくい特徴があります。

大型車両などの駐車エリアなど、荷重がかかる場所に利用される舗装です。

インターロッキング舗装

浸水性がありデザインも多彩な舗装方法がインターロッキング舗装です。

駐車場に砕石を敷き、その上に砂をかぶせて下地を作ります。

その上にブロックを組み合わせて敷き詰めるので、隙間から雨水を流すことができ、水はけを良くしてくれます。

冬場などに凍結した際も他の舗装より早く溶ける特徴があります。

駐車場にデザイン性をもたせたい場合には、ブロックの種類や色、それにデザインなどさまざまな組み合わせができるため自由な発想で舗装することが可能です。

人工芝舗装

水やりやメンテナンスが不要で、一年中鮮やかな色で見た目的にも美しい人工芝で駐車場を舗装する方法です。

人工芝には耐久性を高めた製品もあり、駐車場舗装として利用することができます。

ゴムチップや珪砂などの充填剤を人工芝の隙間に入れることで強度をさらに高められるので、劣化が心配な場合にも対応が可能です

アスファルトやコンクリートなどに比べると自然で柔らかい雰囲気が出せます。

緑だけでなくさまざまな色の人工芝が出ているので、モノトーンにして落ち着いた雰囲気の駐車場にしたり、ピンクなどのカラーでインパクトを持

たせるなどアイデア次第でデザイン性を持たせることができます。

また、水はけがよく水たまりの心配をしなくても良いという特徴があります。

コンクリート舗装の目地に人工芝舗装を取り入れることで、メリハリのある見た目にする利用方法もあります。

敷き砂利舗装

見た目にも温かみがあり、透水性が高いのが敷き砂利舗装です。

砕石や砂利を敷くことで泥汚れや水たまりを防ぎます。

砂利は動くと音が出るために防犯上でも効果があります。

轍(わだち)ができやすいので、他の舗装をするまでの間に仮設として使われることが多い舗装です。

また、コンクリート舗装などと併用することで、コストを抑えるという利用方法もあります。

【こちらの施工事例もご覧ください】

  1. 上越市で駐車場造成工事№2
  2. 駐車場の土間コンクリート工事とカーポート3台用設置
  3. 【駐車場舗装】コンクリート&アスファルトでの舗装工事

駐車場舗装の種類による、メリットとデメリット

舗装の種類をここまで見てきましたが、ここではそれぞれ駐車場舗装のメリットとデメリットを紹介していきます。

駐車場舗装に必要な機能やメンテナンスにかかる手間などもふまえて見ていきましょう。

アスファルト舗装

広い駐車場の場合、施工にかかる時間が短く、費用を下げられる特徴を持つアスファルト舗装です。

高温のアスファルトを運び入れる必要があるなど、一般住宅の駐車場舗装には不向きな面もあります。

アスファルト舗装のメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

  • アスファルト合材にはたわみ性があり、車が通った時の騒音が少ない
  • 駐車場舗装にかかる時間が少ない
  • 排水性が良い
  • 施工する敷地が広い場合、費用を抑えられる

デメリット

  • 舗装の耐久性が低く、時間が経つとボロボロと崩れるので定期的なメンテナンスが必要
  • 轍(わだち)ができる場合がある
  • 夏場には表面温度が非常に高くなる

コンクリート舗装

耐久性があり、メンテナンスも少なくてすむコンクリート舗装です。

シンプルな見た目から一般住宅などで人気を集めています。

一般住宅でよく利用されるコンクリート舗装のメリットとデメリットを挙げていきます。

メリット

  •  硬くて頑丈
  •  見た目がシンプル
  •  耐久性がありメンテナンスが少なくすむ
  •  夏場でも表面温度があまり上がらない

デメリット

  •  舗装の施工に時間がかかる
  •  施工費用が高い
  •  表面を平らにしている場合、雨の日に滑りやすい
  •  ひび割れがおきやすい

インターロッキング舗装

形状や色などさまざまなデザインにすることができるインターロッキング舗装です。

ブロックを噛み合わせて荷重を互いに伝えるインターロッキング舗装は柔軟性を持った舗装方法です。

メリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

  •  柔軟性があるので荷重がかかってもひび割れなどがしにくい
  •  ブロックの種類、カラーなど組み合わせが多数ありオリジナルの駐車場にすることができる
  •  駐車場舗装を変える場合に固めていないので解体がしやすい

デメリット

  •  職人の手作業のため費用がコンクリート舗装に比べて高くなる
  •  ブロックが浮き上がったりして凸凹になる可能性がある
  •  下地の砂が流出するので最初の数年は砂を補充するなどのメンテナンスが必要

人工芝舗装

ナチュラルなデザイン性を持ちながらも、手間がかからない人工芝舗装を駐車場に施した際のメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

  •  費用がかからない
  •  さまざまなカラーがあるのでデザイン性をもった駐車場にできる
  •  DIYで施工できる
  •  透水性が高いので水たまりができにくい

 

デメリット

  • 数年おきに貼り替えが必要
  • 安価な人工芝は車の荷重でへたり込んでしま
  • 雨の量が多いときや排水ができていないと滑りやすい

敷き砂利舗装

車の泥汚れを簡単に防ぐことができる敷き砂利舗装です。

駐車場舗装として機能的には他の種類に劣りますが、費用を抑えることができ簡単に施工することが可能です。

敷き砂利舗装のメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

  •  費用を安くすることができる
  •  施工時間がかからないのですぐに車を入れることが可能
  •  水はけがいい

デメリット

  •  轍(わだち)ができやすい
  •  飛び石や石を道路に撒き散らしてしまう可能性がある
  •  タイヤの溝に石がはまってしまう

カラー舗装って駐車場に使える?

赤や青、緑やグレーなどの色があるカラー舗装は、アスファルト舗装に着色をした舗装です。

材料に着色をしたり、着色骨材という色のついた材料を使用して舗装をします。

デザイン性のないアスファルト舗装にデザイン性を持たせたい際に使用されます。

カラー舗装は一般的なアスファルト舗装と同じなので、駐車場に使用することは可能です

アスファルト舗装よりもカラー舗装は費用が高くなる傾向があるため、駐車場に使用する際には耐用年数や予算を考えた上で施工するようにしましょう。

駐車場舗装のおすすめは?

駐車場舗装を選ぶ際には、まず何を一番重視するかを決めるようにしましょう。

広い敷地に安い費用で施工したい場合にはアスファルト舗装が適しています。

一般住宅の駐車場をデザイン性を持った舗装にしたい場合には、デザインコンクリートやインターロッキング舗装、人工芝舗装がおすすめです。

シンプルな見た目や耐久性など、バランスに優れているのはコンクリート舗装です。

費用やデザイン性など重視する点を持った舗装を中心に、メリットとデメリットをふまえて考えましょう。

駐車場舗装のまとめ

ここまで駐車場舗装の種類を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

舗装は車の出し入れや排水性能、それにメンテナンスのしやすさなど選ぶ基準が多くあります。

駐車場の用途によっても必要な機能は違うので、よく吟味して決めるようにしましょう。

イメージが決まったら施工方法や具体的な施工時間など、外構及びエクステリア業者や舗装業者に相談することをおすすめします。

費用やデザイン性など重視する点やイメージをしっかりと伝えられるようになったことで、スムーズに話を進められることができます。

快適で長く使っていける駐車場にするために、舗装選びの参考になれば幸いです。

【こちらの施工事例もご覧ください】